2021年11月17日1,105 ビュー View

【取材】17歳でも骨型おやつをバリバリ!丈夫な歯が自慢の「さくら」。長寿の秘訣は好奇心を刺激する生活

12歳を超えても元気なダックスを、憧れと敬意を込めて“レジェンドダックス”と呼ぶことに決定! その元気の秘訣をオーナーさんに伺うのが、特集『レジェンドダックスの肖像』です。今回取材させて頂いたのは17歳のさくらちゃん。4回のヘルニアを経験し、今は歩行器生活ですが、まだまだ食欲も旺盛で元気いっぱいな女の子です。

レジェンドダックス

さくらちゃんのプロフィール

ダックス

年齢&性別

17歳の女の子(2004年2月28日生まれ)

体重

3.6㎏

大好きなこと

食べることと乗り物全般(特にリフトの下り)。若いころは、山道を歩いたり、海で泳ぐのも大好きでした。

既往歴

・4歳のときヘルニアで1週間入院。

・5歳のときでレーザー治療。

・10歳のとき再びグレードの低いヘルニアになりレーザー治療。

・17歳で軽度のヘルニア、関節の炎症のために自力で立つのが困難に。現在は歩行器を使用。

 

4歳で初めてヘルニアに

 

ダックス

 

くりくりした瞳がチャームポイントのさくらちゃんは、17歳の女の子。オーナーの河合宏明さん、知代子さんご夫妻と暮らしています。

 

若いころはおてんばさんだったさくらちゃんですが、過去には何度も腰を痛めた経験が。シニアになった今は、歩行器を使いながらも自力で元気に歩いています。

 

最初にヘルニアになったのは4歳のとき。夕方のお散歩の帰り、ママさんが歩き方の異変に気がつき、隣駅にある病院まで連れていきました。

 

獣医師からは「おそらくヘルニアだろうけど、はっきりとはわからない」と言われ、帰宅ラッシュで混雑する電車に乗せるのが心配で、30分ほどかけて歩いて帰ったそうです。

 

しかし夜になるにつれどんどん様子がおかしくなり、心配のあまり診療時間外でしたが一番近い病院に駆け込みました。

 

「そこの先生は、手術をしても立てなかった子が立てるようになるくらいの変化なので、あまり勧めないとの方針でした」(ママさん)。

 

そのときは1週間ほど入院し、点滴や投薬治療で回復。それ以来、抱っこするときには縦にならないように、立ち上がろうとしたらやめさせるようにと、腰には注意して過ごしてきたそうです。

 

レーザー治療でヘルニアが回復

ダックス

 

5歳のころ。海の近くを散歩中、大きなアオサギが飛んできて、さくらちゃんをからかうように、ちょっかいを出してきました。

 

興奮したさくらちゃんは急に猛ダッシュ。パパさんの手から、スルリとリードが離れてしまったため、あわててリードを足で踏んだ瞬間、勢い余ったさくらちゃんが引っ張られる形に。このとき腰を痛めてしまい、すぐに病院へ。

 

傷み止めの薬を飲ませている間は落ち着いているものの、薬を止めると痛がったため、ネットで見つけたレーザー治療をしている病院に行ってみたそうです。

 

すると1回目で劇的に回復、2回目の治療後は元気に歩けるようにまでなりました。

 

この経験があったため、10歳のころに再び腰を痛めたときも、悪化する前にレーザー治療など化学療法を取り入れている病院に。ステロイドを飲ませることなくレーザー治療だけで回復したそうです。

 

歩行器で歩いてストレス解消

ダックス

 

ところが今年8月、長雨でしばらくお散歩に行かれない時期があり、そのころから自力で立つのが困難に。

 

「下半身の筋力が落ちただけでなく、なんとなく左足が麻痺してるんじゃないかと思って病院へ。レントゲンを撮ると、骨と骨の間隔が狭くなっている部分がありました」(パパさん)。

 

立てなくなった理由は、筋力の低下に加えヘルニアや関節の炎症でした。

 

「9月の頭からは自力で歩けなくなってしまいました。

 

そこで現在は、犬友さんから教えてもらった鍼灸院に行ったり、整体などいろいろと試しながら、さくらに合う治療法を探しています」(ママさん)。

 

また、犬友さんたちからの勧めもあり歩行器を取り入れることに。

 

ダックス

 

「歩行器に乗ってると大人しいんです。病院の先生は、立つことができれば自分で動けるからストレス解消になりますよ、って」(ママさん)。

 

最初は少し抵抗があったというパパさんも、「使い始めたら、さくらも自分でごはんを食べたりお水が飲めるから、ストレス解消になってるみたいで。

 

先生には“立てるようになるんじゃないですか”と言ってもらえて嬉しかったのですが、あまり期待しすぎないようにしています。

 

でも、もし自力で立てたらこんなに素晴らしいことはないですね」とふたりで温かく見守っています。

 

 骨型おやつをバリバリ食べるほど歯は丈夫!

ダックス

 

ごはんは13歳からはシニア向けのフードに変更。

 

「今年4月に行った旅行先で、ササミをすごくおいしそうに食べていたので、それからはササミや鶏胸肉を茹でてトッピングすることもあります。今まで以上に食いつきがよくなりました」(ママさん)。

 

若いころは5㎏前後だった体重が、ここ1年は計るたびに減少ぎみ。

 

そこでタンパク質を摂取するために、外国産の赤身の多い牛肉を、ゆでてペーストにしたものをあげることも。さくらちゃんも喜んで食べるそうです。

 

また17歳と高齢にもかかわらず、骨型おやつをバリバリと音を立てて食べられるほど歯が丈夫なのが自慢。

 

「実は昔から歯みがきを本当に嫌がっていたのであきらめて、歯みがきガムをあげているくらいなんです。これもさくらの強さですね」(パパさん)と笑顔で話していました。

 

 若いときのしつけが世界を広げてくれるかも

ダックス

 

やっておいてよかったと思うのは、9歳のときに通ったしつけ教室。

 

パピーのころにも幼稚園にいった経験がありますが、ここでオーナーが毅然とした態度を取ること、犬に何かを要求されてもすぐに応えないことなど、基本的なことを改めて学び直したそうです。

 

ママさんいわく、「犬のしつけというより、飼い主側の教育だったと思います」。

 

例えばパパさんが根負けすることも多かった要求吠えについては「1時間半くらい吠えっぱなしにしておいて、さくらが疲れて吠えなくなったところでようやく終わりにしてください、という指導をされて。それでだいぶ変わりましたね」(パパさん)。

 

それまではパパさんが出張で不在になると、さくらちゃんが“私が家を守らなきゃ!”と思っていたようで、玄関のほうでちょっとした物音がするだけ吠えていたそう。

 

ダックスと家族

 

「しつけ教室で学んでからは、“自分はこの家のリーダーじゃなくて子ども。だから、ママたちを守る必要はないんだ”と理解したよう。

 

さくらも肩の荷が降りたのか、安心して暮らせるようになったみたいです」。

 

その先生の教えを、さくらがもっと若いときに学んでいたら、警戒心が強くなることがなかったかも。犬や人間のお友達ができたりと、さくら自身の世界をもっと広げてあげられたのかもしれません」(ママさん)。

 

パパさんも「しつけは、犬が安心して生活するために大切なことだと思いました」と、痛感したそうです。

 

自転車のカゴやリフトが大好き!

ダックス

 

乗り物が大好きというさくらちゃん。これまでパパさんママさんと、いろんなところに車でお出かけしてきたそうです。

 

初めて海に行ったときは、自分から海に入り怖がらずに泳いでパパとママをびっくりさせたほど好奇心が旺盛。

 

そんなさくらちゃんの長寿の秘訣を、パパさんは「さくらが元々持っている力だけど、その強さを引き出すための愛情でしょうか」と話します。

 

ダックス

 

「小さいときは見た目、仕草、その全てがかわいいのは当たり前なんです。

 

年を取ってくるとピーピー鳴いて夜眠れなかったり、おしっこやうんちをもらしたり、手がかかる。それでも変わらずかわいいですね(笑)。

 

それはさくらが、我々に与えてくれた幸せがあるから。

 

それを考えたら、残りの人生を穏やかに送らせてあげたいなって。お金もかかりますけど(笑)」。

 

そう言ってパパさんが目を細めると、隣でママさんも大きく頷きます。

 

「若いころは神経質で音に敏感だったから、怖いことがたくさんあったと思うけど、シニアになって耳が遠くなってからは穏やかな顔で寝ているんです。

 

年を取ってもいいこともあったなぁって思います」(ママさん)。

 

パパさんは、「さくらとふたりきりになったときに、よく話しかけるんですよ。“ありがとう”とか“うちに来てよかった?”とか。

 

さくらが“よかった!”って言ってくれてると信じたいですね。さくらと会えて運がよかったと思います」。

 

若いころからのお出かけで五感への刺激があったのも、長寿の秘訣かもしれません。穏やかなシニアライフが1日も長く続くといいですね。

 

ダックスと家族

 

取材・文/都丸優子

 

★「#レジェンドダックス」で投稿お待ちしています!

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