【小池徹平インタビュー】ダックスフンド「ラナ」との出会いや休日の過ごし方。家族と友人に支えられてー
目次
男友達が背中を後押ししてくれた、愛犬「ラナ」との出会い
ーーそもそも「犬」を迎えようと思ったきっかけは、なんだったのでしょうか。
小池徹平:
ちょうど20代前半のときに、独身の男友達が次々に犬と暮らしはじめたんです。
自分も飼ってみたかったけど、当時は一人暮らしだったし、世話も大変なのかなぁ…と尻込みしていました。
すると友人たちから「そんなに手間がかからないよ」と言われて。本当かなぁ…と思いつつも、本格的に色々調べてみることにしたんです。
すると、比較的飼いやすい犬種がいることがわかってきたり、小型犬なら一緒に移動もできそうだなって。
そうなるとどんどん犬を迎えることが現実になっていきましたね。そういう意味では、犬を飼ったのは男友達がきっかけといっても過言ではないと思います。
ーー迎えるならカニンヘンダックスフンド! と決めていたのでしょうか。
小池徹平:
実はぼく、小さい頃から一度も動物と暮らしたことがなくて。すべてが初めてやったんで、わからないことだらけですよね。
ダックスフンドに関しても、スタンダードやミニチュア、カニンヘンとか色んな種類があることも知らなかったですし。
そんな感じだったんで、絶対ダックスにしよう! と思っていたわけではないんですよ。
まずは、「飼いやすい犬」というキーワードで調べたと思います。すると、カニンヘンダックスフンドは小型で抜け毛も少なく、飼いやすいということがわかってきて。
でも、ペットショップやブリーダーさんでカニンヘンダックスフンドを見かけたことがなかったので、実際はどうなんだろうという思いはありましたね。
そんなとき、たまたま知人のブリーダーのところでカニンヘンダックスフンドが生まれたと聞いて。
これはまさに運命だ! と。実際に会ってみて本当に可愛かったんで、1頭譲ってもらうことになったんです。それがまさに「ラナ」です。
ーーはじめてのカニンヘンダックスフンド。実際に暮らしてみてどうでしたか。
小池徹平:
最初はしつけをするにも、どうしていいのかよくわからなくて。
ネットで調べたり、自分なりに色々考えて試行錯誤を繰り返しました。ダックスはもともと狩猟犬として誕生した犬だから、吠えることも多いんですよね。
犬たちにとっては自由に育ててあげるのがいいのかもしれませんけど、都会のマンション暮らしとなると、無駄吠えはご近所さんの迷惑になってしまうんですよね。
ラナが小さいうちから無駄吠えをなくすために、ちょっと厳しくしつけたりもしました。
おかげで無駄吠えや粗相をしない子に育ってくれたけど、今思えば厳しすぎたかなぁ…と思うこともあります。
でも、都会で暮らす以上は、やっぱりしつけって大切だとぼくは思っています。
家族と友人が総出でサポート! 感謝に溢れたラナとの新生活
ーーお仕事で不在にすることも多いと思いますが、そんな時ラナはどうしているのでしょうか。
小池徹平:
仕事柄、丸一日不在にするときもあるんですよね。独身のころは、仕事で地方公演があるときは実家や友人に預けていました。
2、3日だったら友人の家に預けたり、1泊だったら後輩を家に呼んで面倒を見てもらったり。代わりに飯おごるよ! って(笑)。
すごく忙しいときは、実家に預けていたこともあります。
ラナと一緒に新幹線に乗って実家の大阪まで行って、仕事が終わったらラナをピックアップして東京に帰る、という生活ですね。
母親もラナが大好きでものすごく可愛がってくれるんですよ。
だから実家に預けるのが一番安心ですし、ラナもたくさん可愛がってもらって喜んでいると思いますよ。
小池徹平さんがハマる “ちょっとやばい”遊び方。
ーー小池さんはラナとどんなふうに過ごすのが好きですか。
小池徹平:
ラナは、大胆に仰向けで寝ていることが多いんです。まさに“へそ天”状態。
この寝方が人間っぽくて「ほんまに犬なん?」てしょっちゅう思います(笑)。
仰向けで寝ているラナのおなかを小刻みにポンポンポーンとたたくのが好きで。無防備でいると、どうしてもイジりたくなっちゃうんですよね(笑)。
それから…ラナの耳に指を入れて、その指をラナの鼻に近づけると、ニオイを嗅いでぺロって舐めるんです。
ちょっと変わってるかもしれないけど、この遊びもすごく好きですね(笑)。
ーーカニンヘンダックスフンドはダックスの中でも遊び好きといわれていますが、ラナはどのような遊びが好きですか。
小池徹平:
ラナはおもちゃで遊ぶのが大好きですね。本来おもちゃじゃないものでも、自分なりにおもちゃにして遊んでるんですよ。
特にお気に入りなのは、ホテルにあるような使い捨てのスリッパ。中でもペラペラの安いやつが好きみたいで、かじったりして遊んでますね。
それから、サルのぬいぐるみもお気に入りみたいです。
ぼくらは“さるじい”と呼んでいて、ちなみに今遊んでいるのは2代目。ちなみに“さるじい”と呼びはじめたのは、ぼくの母親です(笑)。
ラナは、コンビニのビニール袋にさるじいを入れる独自の遊び方「さるじい探し」にハマっているんですよ。
ラナがコンビニ袋を破ってさるじいを救出するという遊びです。ラナは、モノ探しが好きみたいで。まさに狩猟犬って感じですよね。
ーーラナとは一緒にお出かけしますか?
小池徹平:
休日は、ラナと一緒に楽しめる場所に出かけるようにしています。最近ではワンちゃんと泊まれる宿も増えていますしね。
ラナは小さい頃から新幹線に乗ってお出かけしているので移動も慣れっこ。クレートを用意すると「お出かけだ!」って自ら中に入るほどです(笑)。
お出かけといえば、実は海デビューを失敗してしまいまして……はじめて海に連れて行ったときに「泳いでごらん!」って水の中に入れてあげたら、波が怖かったみたいで。
それ以来、海というか水が苦手になってしまいました。こればっかりは反省していますね。
最近はちょっと遠出をして、山に出かけることが多いです。
特に静岡県はホテルやレストランでもペット同伴可能な場所が多くて、ペットにやさしい街という印象なので、車でよく出かけています。
初めて犬を迎えるならダックスがオススメ! 小池徹平さんが思うダックスの魅力
ーー最後に、カニンヘンダックスフンドの魅力を教えてください
小池徹平:
カニンヘンダックスフンドは、とても愛嬌があって寄り添ってくれる犬種だと思います。
仰向けで寝たり、人間ぽい仕草も多いので、寂しさを紛らわしてくれるだけでなく、とてつもない癒しをくれます。
それから、ぼくみたいに初めてワンちゃんを迎える方にはぜひオススメです。
カニンヘンダックスフンドは性格も穏やかだと思いますし、抜け毛も少ないんですよね。
身体も小さいのでお散歩や移動も比較的楽ですし、中型犬や大型犬に比べると食事量も少ないので、経済的にも優しい犬種だと思います。
ラナはぼくの趣味で毛をカットしていますけど、基本的にはトリミングはいらないですしね。
もちろん小さい頃からきちんとしつけやトレーニングをするのは前提ですけど、それをクリアすれば手間が少ない犬種ですよね。
ぼくも8年間ラナと暮らしてきて、大変だったとか苦労した記憶はありません。めちゃくちゃ愛してるからかもしれないですけど(笑)。
<小池徹平>
1986年1月5日、大阪府生まれ。2001年に「JUNON スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞。その後、ウエンツ瑛士と共に音楽ユニット「WaT」を結成するほか(2016年まで活動)、ドラマ・映画と幅広く活躍する。主な出演作にドラマ:医龍 –Team Medical Dragon-」シリーズ
(CX)、 「あまちゃん」(NHK)、「大恋愛〜僕を忘れる君と」(TBS)、「奪い愛、夏」(AbemaTV)映画:「ホームレス中学生」「サブイボマスク」「覚悟はいいかそこの女子。」また近年は舞台への出演も多く『メリリー・ウィー・ロール・アロング~それでも僕らは前へ進む~』でミュージカル初出演した後、『1789―バスティーユの恋人たち-』『キンキーブーツ』で菊田一夫演劇賞を受賞。主な出演作は「デスノート The Musical」「ロッキー・ホラー・ショー」「キレイ−神様と待ち合わせした女−」
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